防災瓦、軽量瓦
瓦屋根の弱点である「耐震性の低さ」を解消するために製造されたのが「防災瓦」と「軽量瓦」です。瓦屋根にしたいけど耐震性が心配な方におすすめの屋根材です。
防災瓦
防災瓦は、強風や地震によって瓦が落下することを防ぐために作られた瓦です。落下を防ぐ秘密は、瓦の設置方法にあります。通常の瓦屋根は、桟木と呼ばれる細長い木材に瓦を引っ掛けて設置されています。引っ掛けているだけでネジや接着剤で固定されていません。一方防災瓦は、瓦同士が噛み合うような形で作られています。さらに瓦1枚1枚をビスで固定するためずれにくくなっています。風速46メートルにも耐えられる強さを持っていると言われているので、台風時でも安心です。
軽量瓦
軽量瓦とは粘土で作られる従来の瓦とは違い、ガルバリウム鋼板で作られています。従来の瓦の重さが1㎡あたり約50〜60kgであるのに対し、商品にもよりますが軽量瓦は1㎡あたり約35kgと言われています。上記でご紹介した防災瓦も軽量瓦に含まれており、その他に、ケイミューの「ROOGA(ルーガ)」が有名です。ROOGAはハイブリット瓦とも呼ばれており、軽いだけでなく、紫外線にも強く色あせしないのも特徴です。